30日目(8月18日)

 眉子は、食事と洗浄を終え拷問室に連れてこられた。
 無くなった小指が痛んだ。
 亜紀が眉子の左手の親指をつかみ言った。
「今日は、この指をとっちゃいましょうね」
 眉子は、涙にむせびながら言った。
「これ以上は、許してください。家へ帰れなくなっちゃいます・・・」
「なんてバカな娘なの。五体満足で家に帰れると思っていたの!あなたは、ここで永遠に嬲り続けられるのよ!」
「そ、そんな!約束が違います!」
「違わないでしょう。あなたが、生きていれば帰してやるわよ。たとえ、手足が千切れていようが帰してあげるわ。せいぜい、死なないようにがんばるのね。あなたが、途中で、死んだり、狂ったりしたら、家族が皆殺しにされることを忘れないようにね」
 眉子の股間から小便がほとばしった。
 眉子の目は放心したように空中を見つめている。
「あらあら、もう失禁してるわ。正気に戻してあげる」
 亜紀は、眉子の指の関節をプレイヤーで挟みつけた。
「ぎゃああああっ!い、いたっ!」
「正気にもどった?眉ちゃん!今日も1日、拷問してあげるわ!」
 眉子の親指は、捻りあげられ、関節が外れあらぬ方向へ曲がった。
「いたいっ、いたいよぉ!エッエッ」
 眉子は、左手をおさえ泣いている。
「さあ、こんどは、自分で指の骨を砕きなさい」
 亜紀はそういうとハンマーを眉子のわたし、机の上にあるアイビル(金床)を指さした。
「ここに指を乗せて、それで叩いて砕くのよ。出来る?眉ちゃん」
「あーっ、ゆ、ゆるして〜っ!」
 亜紀は、眉子の頬を平手打ちし、眉毛をつり上げ怒った。
「あなた!指と弟のどちらが大事なの!」
 眉子は、唇を噛んで眉をしかめ上目づかいで亜紀を見つめた。
「いい顔よ。笑顔も泣き顔も好いけど、そのすがるような目つきが一番ね」
 ゆるしてと哀願したくてもできない眉子の気持ちを推し量ったように言った。
「さあ、まず、薬指を砕きなさい」
 眉子は薬指をアイビルの上に上げハンマーを振り下ろす。
「くうっ!」
 眉子の細腕では、骨を砕くことは出来ない。ただ、痛いだけである。
「さあ、続けなさい。指の骨を粉々に砕くまで打ち続けるのよ」
 眉子には、言われたとおりにするしかなかった。
 激しい痛みのあまり体が硬直し動けなくなっても容赦無い言葉が飛ぶ。
「休んでいる暇は無いのよ!日が暮れてしまうわ!今日中に指を4本、落とすのだからね!」
「そんなぁ!お願い!もう切り取ってー!」
「切り取ったらそれで終わりでしょう。ボロボロになるまで痛めつけてから引き抜いて上げる」
 眉子は、痛みと戦いながら、指を打ち続けた。
 やがて、指が紫色に腫れ上がった。
「まだ、骨が砕けてないようね。眉ちゃんの力じゃ無理なのかしら。しかたがないから万力で砕いて上げましょう。じゃあ、第1関節から」
 眉子の薬指は、万力によりじわりじわりと圧迫された。
 骨が砕け血が噴き出してもさらに締め上げた。
「おいおい、亜紀、締めすぎだぞ」
 脇で見ていた章一が笑いながら言った。
「これじゃ、指がペシャンコだ」
「あ、これじゃ、切り取るしかないわね〜。ごめん。兄さん。中指は、上手に砕くわ」
 亜紀は、ペロリと舌をだした。
 眉子は、中指の骨も万力により砕かれた。
「これで、今日の拷問の準備が終わったわ。本番行くわよ」
 亜紀が眉子の肩に手をかけた。
 すでに、眉子は半分失神状態で、目が半開きで、足が痙攣しまともに歩けない状態だった。

 眉子は左手の親指だけで吊された。
 敏江がバケツに小石をいっぱいに詰めて運んできた。
「ひぃー。重い。コイツをぶら下げるのね」
 敏江は腰をたたきながら言った。
「バカね、敏江は。この娘に食わせるのよ」と亜紀が言った。
「さあ、食べなさい」
 眉子の口に小石が詰め込まれる。
「んぐっんぐ、ダメッ」
 眉子の小さな口はすぐ満杯になる。
「そのまま、飲み込みなさい」
 角張った石なので口の中が切れ、唇から血が流れた。眉子は懸命に飲み込もうとするが、喉につかえてうまく行かない。むせ返り石を吐き出した。亜紀は激怒して、眉子の腹を殴った。
「いいこと。バケツ一杯の石が飲めなかったら、あなたの腹を裂いて詰め込んでやるわよ。そうしたら、生きていられるかしら。あなたの弟もね」
「わ、わかりました。ちゃんと飲みますから。一つづつにして下さい」
 眉子は、家族のために生き抜く決心をしたようだ。
「めんどくさいわねぇ」
 と言いつつもそれしか方法が無いようなので亜紀は一つづつ、小石を飲ませて行く。
 喉を通るとき小石の角がチクチク痛むが、胃にはいるまでには痛みが消えてしまう。眉子は、慣れてくると石を上手に飲めるようになった。
しかし、体重は急激に増し、指の関節にピアノ線が食い込んで行く。
やがて、眉子の胃袋が膨れ、上腹部が出てくる。胃がシクシクと痛み出してきた。眉子は苦しそうに喘いだ。
「もう、入りません。胃が破けちゃいます」
「まだ、半分しか飲んでないのよ」
 亜紀は、眉子の鳩尾を打った。
「うっ、くうぅ。飲みます。打たないで・・・破れちゃう」
 眉子は泣きながら言った。
 すべての石を飲み終える頃には、胃に激痛が走り、指の関節は外れていた。眉子の胃壁は、石で内部から磨り潰され、胃液がそれを焼いて行った。
 敏江は滑車で眉子を高くつり上げ、落下させた。足が床に着く寸前で止める。
「ぎゃあああああっ」
 眉子の悲鳴が上がる。指から血が噴き出し、傷口から伸びきった肉が見える。
「ゲボッ!」
 眉子は血ヘドを吐いた。
 床に血まみれの小石が転がる。
 もう一度、つり上げ落とす。
 指の筋肉は千切れ、眉子は床に叩きつけられた。
 血ヘドを吐いてのたうち回わる。亜紀が眉子の腹を蹴ると血で真っ赤になった小石を多量に吐き出した。
「まだ、指が残っているじゃない」
 左手の中指をピアノ線で縛ると、千切れるまでつり上げ落下を繰り返した。
 眉子は血ヘドを吐きながら、人指し指も引き抜かれた。
 左手の指が無くなり、拷問が終わる頃には、出血多量で生命が危険な状態になっていた。
 章一は、眉子に輸血を行い、顔色がよくなるまでつづけるように敏江に命じた。


<この物語はフェクションです。拷問や治療等は危険ですので絶対まねをしないでください。
 また、警察で拷問を行っている事実もありません。>


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